※注)このページをご覧になって同様な改造を行い、何らかのトラブルが生じても当方では責任は負えません自己責任で行ってください。
結論として、もともと付いているバイクの電装品に悪影響を及ぼさないよう、後から複数の電気製品を増設するには、専用の回路を設けるしか無いと考えました。
そして、こんな場合、よく使われるのがリレーです。
こいつは箱の中にスイッチと電磁石が入っていて、電磁石に電気を流すとスイッチを動かすことができるちょっとした電機部品です。
こいつの一番簡単なタイプは、だいたい下のような感じ・・・

そして、これを動かすと・・・

と、まあ、こんな動きをします。
今回の工作に先だっては、リレーは二次側が20Aまで流せるエーモンのもの。そして、ヒューズホルダーと20Aヒューズを購入しました。
一応、リレーの二次側は20Aまで流せるので、理屈の上では240Wまで追加の電装品をつなげられます。
しかし、Power Supply 1で記したように、バイクの電源はあまり余裕がないため、実はこんなに大きな電流を流す訳にはいきません。
現有の機器の消費電流を合計しても10Aのリレーで充分なのですが、買い物に出かけたホームセンターでは10Aの物が品切れになっていて手に入らなかったから20Aにしました。
まあ、この辺は、電気を流し過ぎなければ、何でも良いかと思った訳です。
ちなみに、このリレーは電磁石を動かすのに、1.8W - 0.15Aほど電気を使うのですが、これをETC車載器やナビの電源が取り付けられていたテールランプの回路に取り付けます。
これは、つまり、その回路にレーダー探知機VZ-7000を単品だけ取り付けたのと同じ状態になるわけです。
回路への負担は、かなり軽減すると言えます。
今回、このリレーをどう使うかと言いますと、おおまかには下図のような雰囲気で・・・

先に記したように、一次側はテールランプの回路から取り、二次側はバッテリーからヒューズを噛まして直接給電します。
この形にすることで、新しく追加した電装品にトラブルが生じても新設したヒューズが切れるだけで、Phantomにもともと付いていたメインヒューズや各ヒューズには影響が出ません。
もっとも、一次側にはヒューズを新設していないので、これに何かあるとテールランプのヒューズが道連れになりますが、ここにはそのうち7.5A程度のものを割り込ませることにします。
もちろん、この形にしてもバッテリーやオルタネーターの性能が高まる訳ではないので、その辺りは配慮する必要がありそうです。
東北の地震による原発事故の影響で、関西電力の原発も次々と運転停止する中、一般家庭においてでさえ節電が声高に叫ばれる現在(2011/12/03)、
“使うときだけ電気を点けて、使わんときは電気を消す!!!m9( ̄Д  ̄ )!”
という、当たり前のことが改めて訴えられています。
そこで・・・
“おぉ、そうかっ。Σ( ̄Д ̄)!”
“使うときだけ、電気を点けるようにしたらエエんやん。ヽ(・∀・ )ノ!”
なるほど!
スイッチを付ければ良いんですね。
そう思い立つと同時に気持ちは居ても立ってもいられなくなり、翌日の帰宅時には電子部品を商う日本橋の電気屋へ直行。
ケースとスイッチ、スイッチ用の防水カバーを購入してきました。
考えてみれば、ETC車載器は高速に乗るとき以外に使うことはないですし、ナビやレーダー探知機には充電池が入っているのでそれが切れるまでは電池駆動でもオーケー。
また、シガーソケットは何をつなぐか先のことまで分かりませんが、これも四六時中の給電が必要なものでもありません。
現有の機器でいえば、点きっぱなしにしておきたいのはライディングレコーダーぐらいです。
これは、少なくともエンジン始動とともに自動で動いてくれないと、万が一スイッチを入れ忘れたときに事故に遭ったら付けてる意味が無くなります。

ちなみに、上の回路は電装品別に10Aまで流せるスイッチが付いています。
スイッチにも流せる電流の最大値ってものがあって、各機器のヒューズの容量を考慮すると10Aぐらい流せるものを付ける必要がありました。
もし、ヒューズの値より小さな電流値のスイッチを使うと、何かあった時にヒューズより先にスイッチがイカレてしまうかもしれませんので。
しかし、このスイッチにも問題があって、実はこれの大きさが結構デカイんですね。
取り付けスペースのことを考えると、もっと小さな物が良かったんですけど、その場合、どうしても許容電流値が小さくなって最悪の場合は 萌えて 燃えてしまう可能性もあるので、全体にサイズは大きめになりました。

理想をいえば、四つの機器それぞれにリレーを入れてやれば、スイッチの定格は小さな物でもいけるはずですが、それはそれで収納スペースに困ることになるし、何よりコストがかかり過ぎる。
で、写真のようなサイズのスイッチを付けることになりました。
結論としては、電力に余裕がないので、使うタイミングを考えて適切に電源の入り切りを実践するというのが、現実的な解決策だということになりました